「ザ・スイッチ」










「ハッピー・デス・デイ」のクリストファー・B・ランドン監督。
(ところでこの監督、マイケル・ランドン氏の息子さんなのだな。今更ながら)
殺人鬼が、豪邸を襲撃した時に入手した古美術品の短刀で女子高生を刺したら
短刀の魔力で中身が入れ替わってしまい…というあらすじ。
「ハッピー・デス・デイ」級のウルトラCを期待すると
やや肩透かしだけども、楽しい青春ホラーコメディです。

内容を少し書くと、
主人公は内気で、校内のジョックたちからいじめを受けており、
教師からもつらく当たられ、母と姉の3人暮らしの家庭も上手くいっていない。
それが殺人鬼とスイッチしたことで変わっていくのですが、
主人公の心の支えの親友たちがとてもいい子で
いわばルーザーズクラブの復讐譚も兼ねます。
そこに爽やかな初恋もの、家族再生要素も加わって
きっちりまとまっている。
ただしベースはホラーなので注意。(人体切断、貫通、色々あり)

内容ばれ

主人公をいじめてた連中がどんどん血祭りにあげられるので
怖いというよりはイエーイ!って感じだった。
おとなしい生徒を狙って当たり散らしストレス発散する教師はいるので
電ノコは特にスカッとした。
あと女子高生の体だと馬力が足りなくてウキー!ってなる殺人鬼、
女子高生が男性器におおはしゃぎネタ、
主人公の片思いの相手が男前すぎて中年男性状態の主人公とキス、
おいしいエピソード全部詰めだった。

ヴィンス・ヴォーンさんによる女子高生演技は
「ジュマンジ」のジャック・ブラックのような派手さはないが自然でした。

主人公の女子高生役の女優さんは「スリー・ビルボード」で殺されて焼かれた娘さん。
今生ではがんばれ!負けるな!という感じでした。








2021.04.11 サイトに掲載

2022.05.08 再掲載





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