「JUNK HEAD 」 独学でストップモーションアニメを7年かけて製作、 フィギュアもセットもすべて自作、海外で絶賛され 日本で上映される運びとなった。 とくにギレルモ・デル・トロ監督から賛辞を贈られたというので見てみたが なるほどこれはすごい。 労働力として開発した人工生命体マリガンが反乱を起こし 地中深くに生態系を構築する。 その後、遺伝子工学で永遠の命を得た人類は生殖能力を失い、 ウイルスの影響で絶滅の危機に直面していた。 状況を打破するカギはマリガンにあると見た人類は 調査志願を募集して派遣するが、主人公は着地のショックで記憶を失ってしまい… というあらすじ。 かなり残虐なシーンがいくつかあるのと、 お話が右往左往して完結していないので万人向けとは言えませんが、 それでもフィギュアのデザイン、動きがすごい。 ティム・バートン監督というよりは やはりギレルモ・デル・トロ監督の、ペイルマンとかあっち系。 (続編製作にむけたクラウドファンディングを募っておられました) 内容ばれ クノコのくだりとか、ギャー!っていうグロテスクさですが 私は好きです。 あと一番格好いい3兄弟の戦闘シーンを最後に持ってくるのとか 分かってらっしゃる!という感じ。 逆に、主人公破壊される→新しいボディを得るという流れが3回繰り返され そのたびに記憶を失ったり取り戻したり失ったりするのは かなり忍耐を強いられた。 エンドロールは監督の名前がズラズラ並んで壮観だった。 かかわった人間が少ないので驚異のスピードで終わった。 制作風景がちらっと映りましたが、 セット、スペースの都合で組み替えておられたんですね。 追加撮影ができない背水の陣! (セットのクオリティも凄いんですよ…) 7年間の監督の生活資金やそもそも制作費用とかどうなってたんだろう…。 あと1日の作業時間も知りたい。 予告(クリーチャーのアップとかで始まるので注意) https://www.youtube.com/watch?v=H9IhR00WF0c 2021.03.28 サイトに掲載 2022.05.08 再掲載 戻る |