「ガンズ・アキンボ」










監督・脚本ジェイソン・レイ・ハウデン
主演ダニエル・ラドクリフ

プログラマーの主人公は、日々の鬱憤を
ネットへの煽り・荒らし書き込みで解消していた。
ある日彼は殺し合いを生中継するサイト「スキズム」を知り、
そのコメント欄を荒らすが、IPから個人情報が割れて
自宅を急襲され、指と手の甲をボルトで銃に固定されたうえ
スキズムのNO1殺し屋と殺し合いをする羽目になる…というあらすじ。

両手が銃に固定されているのでズボンも穿けないし
ドアも開けられない。ごはんも食べられない。
携帯端末も操作できない、というコメディシーンと、
血みどろの暴力シーンが交互に来ます。変なテイストの映画。
ダニエルさんは、絶妙におかしな脚本を選ぶ天才だなと思います。
「キック・アス」が好きな人はこの映画もきっと気に入るはず。

ラストばれ

お母さんと同居してて太ってたら典型的なアレでは?と思ったんですが
お母さんは比較的近年亡くなった設定のセリフがあった。
ダニエルさんの、
めちゃくちゃな状況でめちゃくちゃになっていく演技がうまかった。
ホームレスの方に恵んでもらった古いソーセージが地面に落ちたけど
それでも食べるところ、アメリカにも3秒ルール的なのがあるんだなと思ったが
(映画では10秒ルールだった)
検索すると、アメリカでは通常5秒で、酔っ払いは10秒なのだそう。
各国で微妙にタイムが違うのだろうか。

NO1殺し屋ニックスがマッドネスな調子でよかったが
最後で敵討ちを主人公に託すのは「なぜ??」という感じだった。
そういう性格でもなさそうだけど、主人公特権かな?

監督は1年ほどまえレイシスト擁護で燃えたらしい。
自分の発言はコントロールできても
お友達や仲間に関することではやや難易度が上がる傾向は日本でもありますね。








2021.03.01 サイトに掲載

2022.05.08 再掲載





戻る