「ある女流作家の罪と罰」 (原題Can You Ever Forgive Me?) 実話を元にした映画。 かつて伝記を書いてベストセラー作家になった主人公は、 現在は落ちぶれて家賃を滞納し、ペットの診察も、過去の未払いを理由に断られる始末。 追い詰められた彼女は、やがて著名人の手紙の偽造に手を染めるが…という話。 「社会の普通」にどうしても馴染めない人々を憎めない感じに撮ってあります。 犯罪なんですけど、彼女にとっては文学で創作だったという解釈もなかなかよい。 しかし、うーん、最初からバリバリにモラルが低いので引いてしまった。 盗みに罪悪感がなかったり、いたずら電話して遊んだり、ああいうの。 そりゃ偽造なんか思い付いたら絶対やるわ。 内容ばれ それと相方の人、住むところがなくて困ってる時に善意で泊まらせてもらったのに、 「ベッドで寝ないで、タバコは吸わないで、ネコの世話をして」って頼まれて、 即ベッドに寝て、タバコを吸って、ネコは死ぬし、 道端で好みの相手を見つけて家に入れて性交為するとか、悪意があるようではないんだけど、 忘れちゃうんだろうか……?すごく不思議だ。 あれでは就労は不可能だと思うんだけど、無頓着なのと精神疾患の境目はどこにあるんだろう。 映画とは違って実際は、偽造された手紙はもっと多く、 盗んだ手紙も多いようです。 ところで「天才作家の妻 40年目の真実」という映画もあるんですが タイトルが混ざって、ある天才作家の罪と罰とか、女流作家の真実とか、 完全に分からなくなってしまったのでした。 2020.12.25 サイトに掲載 2021.05.05 再掲載 戻る |