「Mute/ミュート」










ダンカン・ジョーンズ監督。
英国ドイツによるNetflix映画。

子供の頃にボートのプロペラに巻き込まれて喉を切り、
声を失ったアーミッシュの青年が、
大人になって歓楽街のバーテンダーとなり、
恋人のウエイトレスの女性と暮らしていたが、ある日突然彼女が失踪する。
彼女を探し求めるうち、青年は暴力と退廃に足を踏み入れてゆく…というあらすじ。
オリジナルSFです。

「月に囚われた男」
「ミッション: 8ミニッツ」 のダンカン・ジョーンズ監督なので、
期待値がちょっと高すぎたのかもしれません。
ベルリンと近未来の風景はマッチしていて良かったんですが、
ほかの色々がウ〜〜〜〜〜…という感じ。

主人公がアーミッシュで、
SF世界のテクノロジー全般に不馴れというのは
観客目線に近くて上手いなと思いました。
言葉の話せないアレクサンダー・スカルスガルドはセクシーだった。

途中主人公が罵倒されるのですが、障害については言及されず、
「服がださい!」とか「つまんない!」とか言われてた(それもやめたげてよ!)
しかし公共の端末が音声入力のみってそれはどうなの。

ラストばれ

彼女ちゃんが、技術の粋を集めた全身義体なんだと思ってた!
月賦で代金を支払ってた彼女ちゃんだけど、
違法なので、国に帰る前にポール・ラッドはその証拠を消そうとしてるんだと思ってた!
それでアーミッシュの主人公くんは科学技術を受け入れてはいけない戒律と、
愛の板挟みになるけど、彼女を選んで静かに暮らすエンドだと思ってた!
普通に親権争いのすえの殺人かよ!SF全然かんけいないじゃんよ…?
私はあなたに相応しくない云々は一体なに?過去に男がいたから?子持ちだから?
SFなのにそんな日本の演歌みたいな理由?え、本当に分からない。なに?
わざわざ2人でいるときに誘拐する理由も分かんねー。嫉妬てきなあれ?
お前にはロリペドの親友がいるだろ!
ロリペドの描写が細かくて気持ち悪かったです。あの描写必要?

アレクサンダー・スカルスガルド氏は巨人族の俳優さん(194)なのですが、
一般住宅のドアの枠とか身長ぎりぎり。
今回、メインの武器が「べッドの柱」で、
装備すると無敵のリーチで笑ってしまった。

「月に囚われた男」とこの作品はつながっていて、
主人公のサムが出てきます。うーんでもあまり嬉しい後日譚ではなかった。











2020.08.19 サイトに掲載

2021.05.05 再掲載





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