「エジソンズ・ゲーム」 電力システムの普及が見込まれるアメリカで、 直流を推すエジソンと、 交流を推進するジョージ・ウェスティングハウス& ニコラ・テスラ組の熾烈な戦いを描いた映画。 子供のころに読んだ伝記で、 エジソンは努カ家の偉い人と刷り込まれ、 その後テスラ視点の話を読んでアレッ?となる、 日本人あるあるコースを経た私ですが、 それでもこの映画のエジソンのえげつなさにはちょっと引いた。 冒頭のシーンはよかった。魔術による夜明け、という感じ。 内容ばれ コストの面でも技術の面でも直流は不利で、 エジソンはどうするかというと交流の危険性を印象付けるために 電気椅子で交流を使用したり、 交流による実験で動物を殺しまくったりします。 仁義なき戦い!外道! そういえば悪名高いワインスタインが エジソンをもっと人間味のあるホンワカした人物にしろ! と再三改変させたらしいですが、 原型はどんな感じだったんだろう…マフィア映画みたいだったのかな。 エジソンの、奥さんと子供への愛情を示すシーンでかなり人間っぽくなってました。 奥さんの死をずっと引きずっていたように演出されてますが 実際は翌々年くらいに再婚なさっている。 ジョージ・ウェスティングハウスさんは良識ある感じに描かれていましたね。 お約束のドタキャン(というかあれはもはやダイナミックすっぽかし) すごかったですね。 あ、あとトム・ホランドくん演じる秘書くん、この作品では癒しだったけど 実際のお写真見るとマフィア2号だったし、その後の人生もなかなかマフィアだった。 どうでもいいけど天下太平の「太」の字の3画めを書くのに、 ものすごい時間がかかってんぞ。溜めがすごいぞ。 音楽は、好きな感じだった。ナイマンが好きな人じゃないかなと勝手に思った。 Dustin O'Halloran氏、Hauschka氏、どちらもピアニスト。 2020.06.22 サイトに掲載 2021.05.05 再掲載 戻る |