「デッド・ドント・ダイ」










ジム・ジャームッシュ監督
平和な片田舎センタービルで警官をやっているビル・マーレイは、
部下のアダム・ドライバーとパトロールをしていた。
町の様子は普段と変わらないように見えたが、
動物が異常な行動をとり始め、
電子機器も徐々に機能しなくなっていく…というあらすじの、
ゾンビホラーコメディーです。

内臓とかハッキリ映るし首もたくさん飛ぶので怖いのが苦手なひとは注意。
出演者が非常に豪華です。
ティルダ・スウィントン、スティーヴ・ブシェミ、
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。あとミュージシャンのゲスト。
特にティルダ様演じる、日本刀を振り回す検死官は最高だけど、
出演者目当てのひと、ジャームッシュ監督の熱烈なファン以外には苦しい内容。

内容ばれ

登場人物が第4の壁を越えるメタホラーも、
死者が生前の生活習慣をなぞるゾンビ映画も、
物質主義や環境汚染を皮肉るゾンビ映画も、

サスペンホラーかと思ったらUFOがでてくる映画も
すでに20世紀にほぼ全部製作されてるので、
なんでわざわざまとめ直す必要が?と思いました。

ホラーは本歌取りで過去作品への愛情を示すジャンルですが、
これは映画の99%が過去作品のパーツで出来ていて、
作品とは言えないような……。
過去作品ちゃんと履修しなよ監督……。

ゾンビ映画を1本も見たことのない人とかはいいかもしれない。分からん。











2020.06.08 サイトに掲載

2021.05.05 再掲載





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