「初恋」 プロボクサーの主人公は試合中に気絶して 念のために受けた検診で脳腫瘍と診断され、余命わずかであると告知される。 ショックを受けた彼が歩いていると、追われている少女とすれ違う。 思わず追ってきた男をノックアウトしてしまうが、 彼はそれがきっかけで、 ヤクザとチャイニーズマフィアの抗争に巻き込まれてしまう…というあらすじ。 三池監督が自由にやってらっしゃる方の作風で、血みどろです。生首サッカーもある。 でもジョークがいい感じに決まって、三池映画の完成形に近付いてきた気がした。 刺さったり撃たれたり斬り落とされたりは普通にあるので、 初三池監督のかたは注意。 それと不幸な生い立ちの100%弱者女性が男性に救われる話なので、苦手なひとは注意。 窪田さん、「俺が守ってやる!」てきな暑苦しいのじゃなくて、 ぼんやりと親切な感じがよかった。 あそこにいたのがおじいさんでも、同じことをしたっぽいのが。 ヤクザの皆さんは怪演でした。 とくに染谷さん。暴力的なシーンが、彼の演技で変化球になった。 あとベッキーさん。ラプトルみたいな迫力! 内容ばれ 「普通独り暮らしだろぉ!」とか、 ブリーフ踊りとか、 あとなんか泥酔看護師さんとか、 ふふ…っていう笑いが良かった。 アジア暴力ものに時々ある、 自分に酔い散らかした感じが白目になるほど苦手なんですが、 こういう笑いを挟みつつ、必死で、男女関係ない暴力は好きです。 2020.03.12 サイトに掲載 2021.05.05 再掲載 戻る |