「ウトヤ島、7月22日」 ノルウェー映画。 2011年に77人が亡くなった無差別殺人事件の映画化。 乱射の開始から収束までを、被害者視点で描きます。 犯人の姿はほぼ見えない。 映画にして金銭を得るには、ちと早いのではと思い、劇場では見ませんでした。 ラストばれ ああいう究極の状況で、他人に親切なひともいるし冷たいひともいる。 でも命がかかってるから仕方ない。 むしろ助けなかったことにより、自分のせい「かも」しれないと思うより、 能動的に働きかけたことにより他人が命を落として、 自分のせいだと思う方がきつい。 この映画だと(架空の出来事だけど)あの派手な上着の男の子は あの場にいた方が助かる確率が高かったように思う。 単独犯による殺害人数としては世界最大とされているこの事件ですが、 むかしはたしかスプーリーキラーに分類されてたと思います。 でも現在はテロだと認識されているようですね。 確かに犯人は移民受け入れに異を唱える極右思想の男性ですが、 (移民を受け入れない日本政府の姿勢を称賛していた) しかしテロと無差別殺人の差異は、政治信条の有無で決めるべきなんでしょうか。 政治信条と妄想って区別できる…? 2020.03.06 サイトに掲載 2021.05.05 再掲載 戻る |