「キャッツ」 日本公開前から本国で、 ホラーより恐ろしい悪夢のような映画だと評判になり、 ネットでもザワザワしていた映画です。 こういう作品はオーバーな表現を競う大喜利のお題になって、 色々読んだ結果自分の意見を見失うので、早めに行ってきました。 舞台は太古の時代に一度見ました。 ジェリクルキャッツたちの間には一年に一度、 選ばれた猫が天上へのぼり、生まれ変わるという儀式があった。 彼等はお祭り騒ぎを楽しみながら、一匹一匹が己の魂の歌を歌い、 選ばれるのを待つのだった…というあらすじ。 ミュージカルなので起承転結はあまりない。 これが怖さの原因かな?と考えたのは2つ。 ・CGによるネコ人間。 皆さんスタイルがよろしく、腕も足もすらりと長くて頭が小さく、 それでネコだよ!と言われると違和感がある。 どっちかと言えばサル? まあでもゲームの獣人のCGってあんな感じだし。 ・人間が演じてるブリ虫やネズミを食う。 これは人によっては無理かも。まあでも血などは出ないし、 実際ネコは食べるしさ…。 このへんは舞台を見たことがあればクリアすると思う。 みんなどこかで一度は聞いているだろう「メモリー」ですけど、 作曲技法的にはクラシカルな部類になると思います。 でもやっぱり常に新鮮で力強くてエモーショナルな曲ですね。 終盤何人か泣いているかたがいらっしゃいました。 映画としておすすめとかではありませんが、 ホラー映画って貶されるほどでもないです。 劇場ネコを演じるサーイアンが若者からチヤホヤされている様子がかわいい。 ジュディ・デンチさまは相当なモフ度で、わりとネコに近い。キュート。 逆にイドリス・エルバ氏は、コートを脱いだら、エッ!裸体…?! というくらいの見事なヌード感でした。サービスなのかな…? ラストまでばれ 舞台版ではグリザベラは他ネコから顧みられなかったのですが、 今回、ヴィクトリアと長老ネコから気にかけられる演出になって、 分かりやすくなった。 メモリー、溜めの部分は惨めに弱々しく歌う演出ですけど、 あんたが最強なのは知ってるんだぞ!!!! ドラゴンボールのようにじわじわ上げていかずに、 最初からフルパワーで殴ってくれー!!!!ってなりました。 でも、そもそもネコって、 年老いても汚くなってもいつもかわいいじゃない…? 2020.01.26 サイトに掲載 2021.05.05 再掲載 戻る |