「十二人の死にたい子どもたち」










原作:冲方丁
監督:堤幸彦

ネットを介して知り合った12人の自殺願望のある若者が、
一緒に死ぬために廃病院に集合するが、
そこにはすでに13人目の人物がベッドに横たわっていた。
彼等は全員一致によって方針を決定するよう取り決めており、
13人目をどうするか、自殺を強行するかについて話し合いを始める、
というあらすじ。

到着した順番やその時彼等が何気なく目にした物が
後の議論の根拠となる、ミステリ形式で進行して
なかなか面白かった。
「十三人の怒れる男」オマージュな部分も、ちゃんとありました。

今の日本の若い子は、死ぬための集まりでも
あのくらい理知的な行動をとりそう。

ラストばれ
問題の根本的解決はしてない子の方が多いが
爽やかなラストだった。
しかし光あるところ影もあるというニュアンスもあり
いい匙加減ではないかと思う。








2020.01.06 サイトに掲載

2021.04.30 再掲載





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