「HOUSE ハウス」










1977年

大林宣彦監督のメジャーデビュー作。
私は小学生の頃この映画を自宅のテレビで見て、
ショックでそのあと数時間、自分の部屋で三角座りしてたのを覚えてます。
たぶん初めて見たホラー映画。

お嬢様学校の演劇部の美少女達が、
メンバーの伯母の家で夏の合宿をすることになるが、
その伯母は人間でないものに変化しており
若い娘を食べて命を永らえていたのだった…というあらすじ。

アイドル映画の元祖と言われており
スタイリストが付いたのもこの映画が最初のようです。
美少女達の服装が、それぞれとてもおしゃれでした。
昭和のファッションに興味がある人は必見です。

内容ばれ

小学生の頃に自宅で一度見ただけなんですが、
時計の歯車で切り刻まれるシーン、
グランドピアノに噛み砕かれるシーン、
クンフーが足だけになって掛け軸に蹴りを入れるところ、
伯母さまの食事中、口の中に目玉が見えるところ、
怖いシーンはほぼ記憶通りでした。
小学生の記憶力すげえ!

逆に子供の頃は南田洋子さんが老女に見えてたんですが
当時は40歳半ばでいらっしゃって、とっても色っぽく演じておられた。
あとわりとコミカルな演出が多いのも子供の頃は分からなかった。
今見るとさすがに合成シーンは面白い感じがしますが、
カルト映画っぽくていいですね。

残念なのは美少女達が、なんのかんの理由をつけて脱がされているところ。
ちょっと和服の襟首を掴まれたくらいで前がはだけてお胸がまる見えとか、
血の海に落ちたらそれは胃液で一瞬にして全裸とか、
学生設定なので下手するとチャイルドポルノで、作品の余命を縮めたなこれ…
と思いました。

予告(残酷表現があります)
https://www.youtube.com/watch?v=H0NWIxl2VJk









2019.08.15 サイトに掲載

2020.01.01 再掲載





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