「ライオン・キング」










25年前のアニメをフルCGリメイク。
ディズニーは、しばらく冒険(新作)はやめて、
過去の遺産で小休止なのかな。
動物たちはおおむね本物っぽく、完全に実写を見ている感じ。
リアルで凄いというのもあり、コミカルな表情や動きがなく少々寂しくもある。
ライオンの顔って基本スン…ってしてるからなあ。
特に皮膚病のネコみたいになったスカー…。

今回は細かいキャラクター補完以外大筋に変更はなく、
台詞もわりとオリジナル版に忠実です。
冒頭のサークル・オブ・ライフ、オリジナル版は
動物が生きても死んでも何も変わりないという断固とした強さがありましたが、
リメイク版はなんかピンチには助けてくれそうな優しい感じでした。
私はオリジナル版が好きかな?
しかし久しぶりに見ると「ライオン・キング」は矢張り
しみじみ名曲揃いだなあと思いました。

すごくいいなと思ったのが、セス・ローゲンのプンバァ!
キャスティングした人が神だと思うんですが、
そういえば彼、人間の姿が既にプンバァっぽいわ!

内容ばれ

ティモンが「Be Our Guest」を歌い始める新演出、笑い声があがってましたが
ちゃんとエンドロールの使用楽曲の中に「Be Our Guest」ありました(笑)。
「Be Our…」しか歌ってないのに!!

あとザズーの英語、イギリス英語…?って思ったら
声が英国のかたでした。
サイチョウってアフリカにいない鳥なので、そのへんを表現してるのかな…?

大人になって見てみると、
お話の趣旨としては、過去と伝統、血筋と責任からは逃れられない、
使命を放棄して気楽に生きる人生は間違っているという流れなんですが、
ティモンとプンバァに過去に背を向けろ!って教わらなかったら
シンバは成体になれなかったと思うので、あの世界も、
あれはあれで正しいなと考えたりしました。
(予告で使われてた「ライオンは寝ている」、とても好きです)

虫が苦手な人はやめたほうがいいです。









2019.08.14 サイトに掲載

2020.01.01 再掲載





戻る