「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」










ドリームワークス作製のアニメシリーズ、3作目の完結編。
このシリーズは面白いのになぜか2作目は劇場公開されないという憂き目に遭い、
3作目の劇場公開など絶対に無理だろうと思っていたら
このアナ雪とスターウォーズの大混雑期に公開してくれた。
集客は苦戦しそうだけど有難い事です!

冒頭にこれまでのあらすじをざっとまとめてくれてるので
大体のところは分かるんですけど、
この作品の良さって王道から外れた面白さなので、
(主人公がマッチョ陽キャではなく、
コンプレックス、ハンディキャップ持ちの頭脳派、
父親ではなく母親が使命のために家庭を捨てた強キャラ、等々)
できれば前作2本を鑑賞してほしい…。
監督のディーン・デュボアは「リロ・アンド・スティッチ」の人。

ドラゴンの保護に精を出すヒックたちだったが、
数が多すぎて島は飽和状態だった。
ヒックはかつて父が話してくれた、この世の果てにある
ドラゴンの聖域の伝説を思い出す。
そんな折、最悪のドラゴンハンターがトゥースに目をつける…
というあらすじ。

綺麗に収まった完結編でした。
トゥースをはじめとするドラゴンたちもみんな可愛かった!

ラストばれ

ドラゴンはペットではなく、
人間と対等の生物なんだよね…?と思ってたので、
本当に良いラストでした。共に暮らせる日が来るまではお別れ。
自分たちの世代では無理でも、次の世代か、または次の次の世代で。

終盤に唐突に女子が降って湧いて
カップリング☆ハッピーエンド!は苦手なんですけど、
同族異性いないとトゥースは本当に独りぼっちだし
種としても滅んでしまうのでな…。
(あとアスティも、ややヒロインムーブしすぎかなとも思いましたが)

様々な色や形のドラゴンが無数に舞う空は
自分が描くことを想像したら発狂しそうだったし、
聖域と、そこに入ると別の色に輝く
ドラゴンの鱗が綺麗だった(「リメンバー・ミー」の聖獣のような内側から発光する感じ)
それと2匹のフューリの動きが本当の生物っぽくて魅力的だった。
特に好悪で瞳孔の大きさが何倍も変わる所と、
ギャロップした時の背骨がたわむような動き。

地震や噴火は勘弁してほしいけどね!(笑)








2019.12.24 サイトに掲載

2020.01.01 再掲載





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