「君がくれた恋のシナリオ」










子供の頃に母親に捨てられた男性が、
人と恋愛ができなくなり、
その場限りの後腐れのない相手と親密になって
別れるのを繰り返していたが
あるパーティで出会った女性が
知性とユーモアを持ったひとで、男性は初めて恋をする。
しかし彼女には婚約者がいて…というラブコメディ。

王道中の王道の話ですが、
男性の空想の、もうひとりの自分がいて
その男は常にシニカルな態度で付きまとってくる、という設定と、
あと男性の友達がみんな変わってるけど彼等なりに親切で、
彼等がしてくれる体験談や教訓話の映像化を
全部主人公の男性が演じるのが面白かったです。
主演はクリス・エヴァンス。
ちょうど「キャプテン・アメリカ」2作目の頃。

キャプテン・アメリカを演じていない時のクリス・エヴァンスの声は
淋しくなさそうなのが良いなと思います。
なのでこの映画も独白を聞いているぶんには好きです。

内容ばれ

女性が婚約者とイケメンの間で揺れて、
「女は奪われるのが好きだ」っておじいちゃんのアドバイスがあったりして、
うんそう、まあ、自分のために異性たちが争うのが好きな人は多いですね。
男女ともに。本能的なものかな。

余談ですが、マレーシアの男性は粗末なので
マレーシアの女性は筆記用具サイズのブツでも大喜びって、
こいういのは…差別にはあたらないのかな…?
まあアジアの人々は粗末ってよく言われてますね。知らんけど。
このセリフはサム・ウィルソンことアンソニー・マッキーが言います。
やっぱり「このアクション映画の脚本が書きたかったら、
先にこのロマコメを仕上げるんだ」的な
そういう抱き合わせの仕事ってあるんですね。

ただ主人公カップルは、そんなに長くはもたないように思う。
主人公はこれをきっかけに女性にも
知性やユーモアがあるって気付けたのだといいですね。









2019.10.27 サイトに掲載

2020.01.01 再掲載





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