「ヘルボーイ」 2004年、2008年、デル・トロ監督によって映画化された 「ヘルボーイ」のリブートです。監督はニール・マーシャル。 MCU初期のような、無茶だけどパワーのある感じ。 でも洗練はされてない。血液びしゃびしゃ祭。 地獄から蘇る怪物たちの造形がかなり良いので、そういうのがお好きな方むき。 途中、何の話か分からなくて、前の映画の続き?となっても、 あとで説明があるので大丈夫。前の2作から続いている部分はないです。 (最後まで謎の人がいますが、原作ねたです。前の映画には出ていません) 超常現象調査防衛局に所属するヘルボーイは 真っ赤な肌に角を持つ異形の姿をしていた。 育ての親のブルッテンホルム教授の指示で 魔界の生物を狩る日々だった。 ある日、協力関係にある英国の秘密結社オシリス・クラブから 巨人狩りへの参加を求められ…というあらすじ。 英国が舞台です。 エンドロール途中と、最後に映像があります。 ニール・マーシャル監督はホラー映画「ディセント」で注目を浴び、 メジャーデビューを賭けた次の作品「ドゥームズデイ」で 人肉ステーキとかやらかして 「ちょ…力と名声が欲しくはないのか…」と私などは思いましたが、 「センチュリオン」のあとはしばらくドラマを撮っておられたようです。 苦痛と、異形と、女同士の確執とキャットファイト、戦う女がお好き(たぶん)。 ジェームズ・ワン監督のように多数の好む要素と、 自分の趣味をうまく混ぜられなかった(または、あえて混ぜなかった)。 内容ばれ エイブ出た!(エンドロールの手)続編があれば登場しそうだけど、 どうだろう…いまのところ評判はあまり良くない。 一般受けしない作風なんだよなあ…。 死んだ人と話すシーン、もっと神秘的で感動的な画にできると思うんだけど、 ゲロ&肉塊なんだもんなあ(びっくりした)。私はああいう感性好きです…。 オシリス・クラブがほぼキングスマンでわくわくしました。 しかも使命を果たすまでは不老不死という設定付き。 でも身体が老いずに特権階級だけで長年固まってたら、 そりゃあ、ああなりますよね…。 対巨人戦、でたらめでよかった。 でも女王との戦いは、巨木のところで決着つくのかと思ったら 一旦撤退で、あそこは間延びした気がする。 魔界の怪獣たちはどれもよかった。 人間トーテムポールみたいなやつや、手が陰毛みたいになってるやつ、 足が串みたいなやつ。 あとバーバヤーガは、パフォーマーが根性で演じているのか、 CGなのかどっちだろう…。 あそこの食卓はデル・トロ監督のペイルマンの食卓のオマージュだろうな。 ダイミョウの鳴き声が「ミ"ャ"ー」なのかわいい。 ブラックパンサー陛下といい、 ネコ科の猛獣モチーフさんは全員一度はネコねたでいじられる運命。 でも「俺は犬派だ」とのこと。 2019.10.02 サイトに掲載 2020.01.01 再掲載 戻る |