「ペンギン・ハイウェイ」 森見登美彦さんの小説をアニメ映画化。 何でも詳しく研究せずにはいられない小学4年生の少年が主人公。 街のあちこちにペンギンが出現する怪現象が起きる。 主人公は友達と共にその謎を研究し始めるが、 どうやら彼の憧れる美しい歯科衛生助手のお姉さんが 謎に関係しているらしい事が分かる、というあらすじ。 主人公の少年が、やたら年上のお姉さんの 大きなお胸に執着するという点で、 公開当時ちょっぴり議論になってたと記憶しています。 ペンギンがかわいい。 内容ばれ うーん、私は胸胸言ってるのは気になりませんでしたが、 ソフトな「冷蔵庫の中の女性」だなと思いました。 宇宙の歪み?ブラックホール?を修正するキーアイテムが どうして若い女性の姿で人格があって、 しかも記憶や職や住居があるのか、 その割にはどうして役割に対する知識や記憶が一切ないのか、 少年との対話シーンは沢山あるのに、 それ以外のお姉さんの性格掘り下げがほぼないのはなぜか、 それはお姉さんが少年の初恋を ドラマチックにするためだけに存在しているキャラクターだから。 これ性別を総入れ替えして、 なぞの長身イケメン歯科衛生助手のお兄さんと研究好きな少女、 その少女に片想いする美少年という話だったら 今と同じ評価を受けられるかな?と思います。 実際にあったのは他愛ない憧れと失恋で、 その記憶を少年が美しく変換しているのであればまあ分かる。 2019.07.05 サイトに掲載 2020.01.01 再掲載 戻る |