「コンフィデンシャル 共助」









アメリカドルの精巧な偽札を印刷できる原版を持って逃亡した男を捕えるために
北朝鮮から渡ってきた若い刑事と、
韓国のどこか頼りない中年の刑事が、
コンビを組んで事件解決にあたるという内容。
北朝鮮の刑事は犯人に妻を殺されており、
韓国の刑事を出し抜いてでも復讐しようと目論んでいますが、
韓国の刑事も上司から相手を監視しろという密命を受けて見張っています。

資本主義国の熱血男と、
共産圏のクール男がコンビを組んで…というパターンの映画は何作かありますが、
国民全員貧乏のくせにとか、
そっちの格差社会よりも全員貧しい方がいいとか、
総統様はヨットに夢中だなとか、
結構ズバズバ言い合うシーンがあったりして、
この映画は一歩踏み込んでいるというか、
あ、これ言っちゃっていいんだ…って思いました。

起承転結はオーソドックス。
アクションシーンはなかなか良いです。

内容ばれ
北朝鮮の刑事が、韓国の事を南朝鮮って言っていて
そういえばそうだった…と思い出したりした。
言葉は同じだけど、料理は違ったりするんだな。
あと北朝鮮も韓国も年長者を立てる習慣は日本より強そうだ。

韓国の刑事が薄給、薄給言われていて
日本円でいくらなんだろうって計算したら
手取り年収約280万円の月収約23万円だった。
絶妙な薄給具合…。
しかしそれで女3人を養って、義理の妹の学費まで出せるというのは、
なんだろう、食費か、家賃か、学費か、どれかが安いんだな。

どうでもいいけど敵の人は北朝鮮の刑事のこと好きだと思う。
殺しておけばよかったと言ったり仲間になれと言ったり。
それと北朝鮮にはコーラがないんだな。
(いや、コーラ以外にも色々ないものはあるだろうけど)

エンドロール中にホンワカ後日談あり。








2019.06.21 サイトに掲載

2020.01.01 再掲載





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