「アメリカン・アニマルズ」 ケンタッキー州の大学生4人が、 大学の図書館から約12億円の稀覯本を盗み出した事件を映画化。 杜撰で愚かな犯罪に走った若者の心理と、 一瞬一瞬の高揚と、友情を描いた映画。 実際に犯行を行った4人が全員出てきます。 特にメインの2人は、最初から独白が入る。 ラストばれ 実際の犯人が、物語の自分の隣に座ったりする、 虚構と現実が混じる演出は面白かった。 あと自分は特別な人間じゃないって あの年齢にならないと気付けないもの? それともあの独白部分も台本があるんだろうか。 携帯の番号のくだりとか、 大学生なのにどうしてあんなに 抜けてるんだろう…って不思議になった。 「絵が上手くて幸せな人生を送った、それじゃ駄目だ」 って言ってましたけど、 画家として大成するために犯罪行為に走ったというなら、 間違ってるけどまあ分かる。 アメリカは、若い男性のヤンチャには甘い印象があったので、 懲役7年にはびっくりした(誰も死んでないし大きな負傷もない)。 なにか判例があって、それに倣っているのかな? 最後で急に「薮の中」っぽくなりますが、 あの4人は今も交友があるんだろうか…。 ポスターが大変良い。 2019.05.20 サイトに掲載 2020.01.01 再掲載 戻る |