「ハロウィン」









1978年の第1作から40年、続編が製作されました。
殺人鬼マイケル・マイヤーズは大量殺人の事件以降
40年収監されていたことになっているので、
リメイクではなくリブートでもなく、シリーズの設定をリセットした
1作目の続編と考えるのがよさそうです。
殺人鬼マイケル・マイヤーズ役と、彼が狙う妹のローリー役、
共にオリジナルキャストが演じます。
71歳と60歳でいらっしゃる。健康万歳。
(たぶんマイケルはマスクオフのシーンのみだと思うけど)

常に兄を意識し、身の危険を感じていたローリーは
40年間ずっと銃器の訓練を積み、
籠城戦を想定して生活を続け、
自分の子供にもそれを強要したため、現在親子関係は断絶していた。
そんな彼女に、兄が移送中脱走したという知らせが舞い込む…というあらすじ。

ハロウィンのテーマ、やっぱり聞くと盛り上がります。
私はこれと、エクソシストのテーマが好き。(ちょっと似てる)

ラストまでばれ

ホラー畑の監督さんではないので、
殺害シーンにあまり熱量を感じなかった。
やっぱり殺害シーンは「ギャハー!楽しい!」って人に撮ってほしい。
その代り細部が面白かった。
最高の相棒であるところの俺が、
お前の好きそうなバインミーを持ってきてやったぜ!知ってるか?バインミー!
いや俺は自分の作ったブラウニーがあるぜ!とか、
何だあのシーン…。
あと彼氏が浮気したり(彼氏は悪くないと思うけど、死ななかったのは意外だった)
ぽっちゃりくんが勘違いしてキスを迫ったり
(誘われてる!OK出されてる!って男子は勘違いしがちだから
注意しようね…という啓蒙シーン。ぽっちゃりくんは惨殺された)
必要かというと、そうでもない気もするけど…。
シッターの娘と子供の会話は好きです。

娘カレンの覚醒からの「ガッチャ」がめっちゃ好きなんですけど、
その前の、祖母による、お家探索シーンが死ぬほど長いので、
半分くらいにしてほしかった。
あと40年備えていたにしては、おばあちゃん相手の戦闘力を低く見積もりすぎ。

祖母とその娘と、孫娘の3人チームが殺人鬼と戦うホラーって珍しいです。
武装熟女のお好きなかたは必見。












2019.04.16 サイトに掲載

2020.01.01 再掲載





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