「名もなき野良犬の輪舞」 誰も信頼せず己の手腕で世の中を渡ってきたジェホは、 刑務所で若く無軌道な青年ヒョンスと出会う。 ジェホを狙った殺害計画をヒョンスが咄嗟に阻止したのをきっかけに 2人の仲は深まるが、彼等には、ある秘密があった…というあらすじ。 「新しき世界」が、ちょっとロマンチックになったような惑じ。 人殺しも拷問もあるし、女性も死ぬけど、 他の映画よりはあっさりめなので、韓国ノワールを見てみたいけどこわい… っていう女性が、入門編で見るのにはいい気がする。 (でも挑戦してアウトだったらすみません) 「こんな生き方、ウンザリしないか?」っていうセリフがねー。 あそこが分岐点だったな。 ラストばれ 人間がユニコーンを捕まえるために乙女を派遣する。 ユニコーンは乙女に魅了され、乙女を手に入れるために 乙女の家族を惨殺する。 ユニコーソは乙女を悪く言う仲間のユニコーンをも角で突き殺すが、 家族の仇として乙女に殺される。 乙女はすべてを仕組んだ人間を殺し、ユニコーンに変化する。 というような話。 難攻不落の人物を狂わせて落とすには 純粋な心を持った若者を送れと言う話なのでは。 ていうかこれ実写版「チリンのすず」なのでは…? 「人を信じるな 状況を信じろ」って兄貴の言葉は、 最終的な結果で考えろってことだろうけど、 お葬式の時点の状況で結末を推理するのは不可能だし、 生きている人間にはどこが最終点なのか永久に分からないので、 兄貴のアドバイス、役に立たないと思う。 余談ですが韓国マフィアのかたがチャミスルを飲んでおられて、 そんな甘口のお酒をそんな小瓶で…女子お泊り会かよ! という気はちょっとした。 あとジャンケンのシーンで、「ジャンケンボー!」って言っておられた。 たしかジャンケンは日本発祥で世界に伝播したらしいけど、 「ジャンケン」ってケンはたぶん「拳」… ジャンはなに…?って調べたら、 例のよくあるはっきり分からないやつだった。 拷問惨殺シーンは、煮えたぎった油をぶっかけるやつだけど、 比較的女性は「わあ……」で済むんじゃないかなと思って。 もしあそこで死ななかったとしたら復活するんだろうかあれ。 2019.04.05 サイトに掲載 2020.01.01 再掲載 戻る |