「ドラえもん のび太の月面探査記」 監督八鍬新之介 脚本辻村深月 月にウサギがいると主張して、学校で大恥をかいたのび太は、 ドラえもんに泣きついて異説クラブメンバーズバッジを出してもらい、 月の裏側にウサギを繁殖させる計画に夢中になる。 時を同じくして、のび太のクラスに 不思議な雰囲気の少年ルカが転校してくる…というあらすじ。 ドラえもん好きで名の知れた小説家、辻村深月さん脚本。 (おすすめ作品はダントツで「スロウハイツの神様」です) なんだか連続して月面の映画…って思ったら 今年はアポロ11号月面着陸から50周年なんですね! なるほど納得。 ドラえもん映画鉄板の起承転結を使いつつ オリジナル道具を使った変化球が面白かった。 映画鑑賞後にポスターを見るとウッ…ってなります。 https://matome.naver.jp/odai/2155119112145499801 オチばれ 辻村先生、ファンだけあって ドラえもんは子供のためのお話っていうのは厳守されてます。 学校の先生の変顔や、のび太のパンツねた、ノビットのあべこべ発明で お子さんがキャッキャ笑ってた。 ノビットのあべこべ発明は伏線でもある訳ですけど。 SF(サイエンスフィクション)は極力控えめにしてありますが、 異説クラブメンバーズバッジってよく考えると奇妙な道具じゃないです? のび太たちの見ているものが幻覚ではないとすると どうしてバッジを外すと消え失せるのか。 異説が存在するために必要な資源(エネルギー)はどこから来てどこに消えるのか。 私あれ、並行世界に行く道具なんだと思うんですよ。 有名な異説でないと無効なのは、 有名な異説ほど別アースの存在する確率が高いんじゃないかと。 (そして安全面に問題のありすぎる欠陥商品だと思います/笑) のび太が最初に作ったウサギが醜くて捨てたところは 「古事記だ……」って妙に印象に残りました。 まあこれも前振りでしたけど。 あと再集合のところのしずかちゃんの犬と、 ドラえもんの「想像力は未来だ!」という言葉、 カメの大見得のところで泣きました。 2019.03.05 サイトに掲載 2020.01.01 再掲載 戻る |