「映画 刀剣乱舞」 ゲームプレイ時間ゼロ、知識はジャンルの人に時々話を聞く程度、 でも小林靖子さん脚本だし、ちょいと履修するいい機会だな! と思って見てきました。 皆殺しじゃないほうの靖子さんの脚本で、 葛藤があり、戦闘があり、謎が明かされてバシッと終わる、 バランスのいいお話でした。 ジャンルのかたにもおおむね高評価のようです。 ちょっとした歴史ミステリの趣向もあり、 「えっ?刀剣乱舞ってこういう感じ?すごく面白い? (章ごとに仕掛けがある?)」 とはしゃいでいたら、 ジャンルのかたが「ちがいます」とおっしゃったので解散した。 登場人物8人が見合分けられるようになったし、 どの人も好印象だったので、ジャンル体験版に最適だと思います。 ちなみに今回の題材は信長と本能寺。 オチばれ 三日月さんというかた、もっと声の高い中性的な人を想像していました。 めっさ男らしい声で、言葉遣いも男らしい。ギャップがありました。 彼を中心に話が進むので、まあ彼の事を好きになりますよね。 歴史の事実を繋ぎ合わせて、別のストーリーを構築するあたりは 鯨統一郎さんの歴史ミステリを思い出しました。 シリーズで色々見たい! ちなみにああいう、終盤で腑に落ちてしかも熱いという展開が好きで 今回がファースト小林靖子さんというかたには、 ニチアサの戦隊もの「侍戦隊シンケンジャー」 をおすすめします。大の大人が膝から崩れ落ちる見事な終盤! たぶんこれは交代劇の話で 現さにわがおじいちゃんだから、次のひとは女児だな… というのは最初に何となく分かった。 靖子さんはそのあたり心得ていて絶対はずさない人だから。 最後女児がとてつもないパワーで障壁を元の状態に戻して 本丸のテリトリーを拡大、侵入者は消し炭になるんだろうな… と思ってたら、刀剣たちが自力で頑張ったので偉いと思った。 ラストでにこにこしました。 人の死ぬ映画ばかり見ているので、こんなにほっこりしたのは 久しぶりです。 映画泥棒の刀剣男子バージョンが撮り下ろされていて なかなか贅沢でした。 2019.01.21 サイトに掲載 2020.01.01 再掲載 戻る |