「グレートウォール」









万里の長城は実は、60年に1度大侵攻してくる饕餮(とうてつ)から
国を守るために建造されたものであるという大胆な設定の
スペクタクルファンタジー。チャン・イーモウ 監督。
饕餮は、あのあれ、十二国記に出てくるやつ。

黒色火薬を手に入れて一儲けしようと計画して
はるばる欧州から宋へ渡ってきた傭兵のグループ、
しかし最後に残ったのは2人のみだった。
彼等は正体不明の巨大な爬虫類のような動物に襲われ、
辛くも撃退するが、辿り着いた万里の長城で、
警備にあたっていた軍に捕縛される。
しかし偶然にも饕餮の攻撃が始まり…というあらすじ。

ここまで荒唐無稽だと、人種がどうとか
またもや集団でやってくる怪物の女王を倒すやつかよとか、
結末が面白いとか、細かいところはどうでもよい。
主人公はマット・デイモン。なんでやねん。

面白い結末ばれ
美人のリン将軍と、最初は反発しつつも
やがて実力を認め合い、信義を学ぶマット・デイモン。
てっきり最後はリン将軍とハッピーエンドと思いきや、はい違う。
名誉や褒美の金銀財宝より、最初から一緒だった仲間を所望して
与えられるマット・デイモン。そしてエンディングへ…。おまえかよ!

思い出してみれば、リン将軍とのイベントと同時進行で
相棒との反目、でもやっぱり捨てておけない、
やっぱり俺がついてなくちゃな!
俺よりもあの女将軍を選ぶんだな!デイモンのバカ!もう知らない!
と、相棒とのフラグが着々と立っていたのでした…見落としてたわ!









2019.01.17 サイトに掲載

2020.01.01 再掲載





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