「パージ 大統領令」 1年に1度、殺人を含むあらゆる罪が許される 「パージ制度」が採用され、 アメリカは経済危機、犯罪の増加などの諸問題を乗り越えた。 しかしそれはパージの犠牲者は満足なセキュリティを得られない、 貧困層に限られているためという理由だった。 過去にパージで家族全員を失った女性は、 成長して政治家となり、パージの撤廃を掲げて 大統領選に立候補するが、 パージ継続支持の保守派議員はパージの日に彼女を暗殺しようとする。 というあらすじ。 監督は、1、2と同じくジェームズ・デモナコ。 アメリカにパージがあったら?というシミュレーションが かなり細かく行われていて、 外国から殺人ツアーに来る人々、夫を殺して途方に暮れる妻、 燃える死体を前に歌う人、リンカーンや自由の女神の仮面で殺人を行う集団、 逆にパージの暴力から人々を守る活動をする人々、 パージ前日に何十万円も跳ね上がる保険金、等々 とっても面白かったです。 どうでもいいですが私これシリーズ2作目だと思ってたら 3作目でしたね…。あ、でも1→3で全然分かりました。 内容ばれ 別に武力支配されている訳ではないので、 一般市民層が団結すれば…って思うんですが、 色々な派閥がいて、政治不信になって投げ出している人、 ノリノリでパージに参加してイヤッホーイってなってる人、等々 圧倒的予算で潰しにかかってくる保険屋とライフル協会に負けて パージが存続しているところなどはリアリティがありました。 雑貨店の常連の様々な事情のある男女が、 血のつながりはないけど家族のような関係になっているのが良かった。 2018.12.26 サイトに掲載 2019.01.01 再掲載 戻る |