「シェラ・デ・コブレの幽霊」









1959年または1964年に公開される予定だったホラー映画です。
時々ブログで書いていましたが、
幻のこのホラー映画のフィルムは世界に2本しか残っておらず、
そのうちの1本が日本にあるので、
数年に1度ある上映会になんとか参加できないかと思っていましたが
唐突にDVDが発売されました。
長年の夢が叶ってよかったです。日本語字幕ないですけどね。

建築家にして心霊調査員の主人公は、
死んだ母から電話がかかってくるので調べてほしいという
ある資産家の依頼を受ける。
その家には美しい妻がいたが、彼女には秘密があった…というあらすじ。

たぶん私が見たホラー映画の中では最古のものだと思います。
当時のアメリカでは珍しい、足のない幽霊の呪いもの。
まだホラー映画の表現方法や特殊撮影の技術が確立していないので、
私が見てこわいかというとそうではないけど、
でも年代を思うとものすごく斬新なことをやっているので
当時の人にしたら体調不良になるほど恐いというのは何か分かる。
それに恐い顔をアップで映すというのは原始的だけど現在でも有効。

このシーン、「女優霊」に影響を与えたんじゃないかな?
って思ったところがあって、とっても満足です。








2018.12.24 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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