「勝手にふるえてろ」









監督脚本:大九明子さん
原作:綿矢りささん

評価が高いので見た邦画恋愛もの。
26歳OLの主人公は、中学生の頃に一方的に好きなった男子と、
ずっと脳内恋愛を続けている、絶滅動物好きな風変わりな女性。
突然、異部署の男性に告白された主人公は
舞い上がり、混乱するが、思い続けてきた男子との板挟みになる、というあらすじ。
こういう肥大した自我が暴走し、異性への恐れと期待が混線して
傍若無人な態度になっちゃう系のお話、
男性主人公だと無数にあるし、ぶっちゃけ私小説の一部分がそれで、
20世紀初頭から連綿と続いてる由緒正しいジャンルだと私は思いますが
女性主人公というのは珍しい気がします。

重要な部分バレ

私の好きな、叙述トリックが途中にあって、
でもそれがなんとも悲しいどんでん返しだったので
喜んでいいやら悲しんでいいやら。
明らかになる事実は文章だと表現が難しいと思うけど
原作だとどうなってるんだろうこの部分。

ラストは現実に着地したので、
オタクとしてはちょっと残念なような気もします(笑)。










2018.12.11 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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