「キュア 禁断の隔離病棟」 残念ながら日本では劇場公開されなかった、 ゴア・バービンスキー監督のホラー。 映像はこだわってるし、デイン・デハーンのPVか!っていうくらい 苛まれる彼が美しく撮れてるんだけど、興行収入が製作費を割っちゃってる。 バービンスキー監督、これ以降2年ほど作品があがってないけど大丈夫か? 原案脚本ジャスティン・ヘイス。「ローン・レンジャー」などの脚本のひとです。 「ローン・レンジャー」コンビによる敗者復活チャレンジ(失敗)だったのだな…。 金融会社に勤務する野心溢れる主人公は、 会社合併を間近に控える上層部から スイスの療養所に行ったまま戻らない社長の連れ戻しを命じられる。 さっそく現地に赴く主人公だが、そこは城を思わせる古い建物で、 入所者は裕福な老人が多いようだった。 しかしその建物には陰惨な伝説があった…というあらすじ。 療養所と、謎の美少女と、デイン・デハーンが美しいので、 なんか鑑賞用として流しっぱなしにするのにいいかも。 ホラーとしてのあらすじはクラシカルです。 予告編 https://www.youtube.com/watch?v=vypEfRxZVOU 内部はBeelitz-Heilstattenという廃病院、 プールは、Johannisbad Zwickauというドイツ、ツヴィッカウにある スパホテルのようです。色調とかかなり違うので CGで加工するのかな? これはロケ地と映像の比較サイト https://www.filmtourismus.de/a-cure-for-wellness/ 院長先生はルシウス・マルフォイ役のひと。全然分からなかった…。 ラストばれ 父にトラウマを持つ、デハーンが半裸でウナギに絡みつかれたり、 鼻血出したり、口枷をはめられたり、ドリルで前歯に穴を開けられたりします。 あ、あと挿管されて、ウナギの稚魚を体に流し込まれたりする。 起承転結的には、疑いを持ったデハーンさんが行動を起こす→ 取り押さえられる、というのを何回も繰り返すのでちょっと冗長。 純潔主義の貴族が近親相姦、永遠の命、とかはアッハイ…という感じ。 未成年への性暴力要素ありですけど、いやどうかなあの子は…? 概念上の未成年ということでクリアかな? なんかこう社会そして病理…みたいな メタファー的ななにかを感じますが、考えない。 2018.11.07 サイトに掲載 2019.01.01 再掲載 戻る |