「MASTER/マスター」 熱烈なおすすめで見ました。 まったく前情報を入れていなかったので、 マスターというタイトルから、拳法ものなんだろうな…… と思っていたら、投資詐欺で巨万の富を得る犯罪者と、 知能犯罪捜査班の切れ者捜査官との戦いを描いた映画でした。 実話が元になっていて、何万人も被害者が出て 自殺なさった方も複数いらっしゃるらしい。 (チョ・ヒパル詐欺事件) 他人を信用しない、必要なら殺人も厭わない 非情の実業家をイ・ビョンホンが演じます。 韓国映画は、社会悪と戦う若者の映画が多いような気がします。 たぶん社会がそういう方に向かおうと、もがいているのだと思う。 残酷なシーンが苦手で「インサイダーズ」が見られなかったひとでも この映画ならたぶん大丈夫だと思います。 ラストばれ 前半で巨悪によって、若者が敗北を喫し、それでも諦めず とうとう悪を打ち倒す後半、という形式が人気なのかもしれない。 「インサイダーズ」で社会悪の年寄りと戦う若者の役を演じたイ・ビョンホンが、 この映画では白髪まじりの社会の悪を演じているところは 代替わり制みたいで面白い 最初は冷血そうな捜査官カン・ドンウォンが、 案外人情家だと分かってくるのがジワジワくるし、 ヘラヘラとしていて金のことしか頭になさそうなイメージで終盤まで引っ張った キム・ウビンの行動と、 それに対するカン・ドンウォンの行動も、めっちゃ燃え展開でした。 2018.11.06 サイトに掲載 2019.01.01 再掲載 戻る |