「アンダー・ザ・シルバーレイク」









「イット・フォローズ」の監督デヴィッド・ロバート・ミッチェルの
不条理サスペンス。
主演はアンドリュー・ガーフィールドさん。
あー、そうかー、ホラー監督になりたくないからそっちに行ったかー…
という若干のがっかり感。

ロサンゼルスのシルバーレイクでのし上がろうとしている主人公は、
職もなく、家賃も滞納し、生活に困窮している。
ある晩、近所に住む美女と知り合っていい雰囲気になったので
翌日も彼女を訪ねていくと、家は空き家になっており彼女は消えていた。
主人公は消えた美女を探して情報を収集する、というあらすじ。

陰謀論とロサンゼルス、セレブと美女、犬殺し、フクロウ、乳尻太もも。
他人の夢を強制的に見せられているような映画です。
その夢は性欲を持て余した20代男性の夢で、
話がちびっと進行しては、ふらふらと乳尻太ももに舞い戻るのを繰り返す。
お向かいの色っぽいお姉さんが乳を丸出しにして窓ふきをしていて、
チャイムを鳴らしてお宅訪問しただけでなぜかベッドインできるという
ハメンジャーズもびっくりの展開には笑ってしまった。
乳尻太ももを堪能するか、あるいはアンドリュー・ガーフィールドさんの
全裸や嘔吐や自慰シーンがあるので、ファンがそれらを鑑賞するにはいいと思う。
あるいは不条理系映画の好きな人むけ。

こういう悪夢とモチーフのネックレスになったような作品は
レフン監督やリンチ監督が競合相手になるので、
ちょっと分が悪いのではないか。

排便シーンおよび糞便がばっちり映ります。苦手なひと注意。

内容ばれ(貶)

色で読み解いている人もいらっしゃるし、
ハリウッドの不審死で読み解いている人もいらっしゃるようです。
(監督の第一作ともリンクしているようですが私は未見)
私は三と三角がやたら出てくるのが気になりました。
イエス(三位一体)、吸血鬼の花嫁の三人、
セレブの副葬品の美女も三人、ゼルダの伝説と言えばトライフォース、
ミュージシャンの大便も三角形(たぶん)、
シェルターの中にあったホルスの目のマークも三角。
(プロビデンスの目かもしれませんが、下に曲線が描いてあった気がするので)
でもこの手合いは考察すると、つけあがるから考察しない(←?)。
そういえばレフン監督の「ネオン・デーモン」にも謎の三角形出てきてたな。

ビジュアルに統一感がなかった。時々ものすごく雑な画があって目立った。
シェルターから出るあたりとか、セレブの庵訪問とか。
お墓で気絶するシーン、ヒッチコック(墓石!)風に撮りたかったんだろうか。
だとしたら上手くいってない。

なぜか死体がバーンと分かれて道の左右に吸い込まれるシーンは好きです。

私は謎解きも物語も好きだけど、
大物になりたいとか、異性にもてまくりたいとか、なぜ自分を認めないんだとか
そういう感情はほぼゼロに近いので、この映画は刺さらなかった。
せめて音楽に造詣が深かったら、もう少し楽しめたのかも。












2018.10.16 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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