「イコライザー2」 ホームセンター店員からタクシー運転手に転職した、 元CIA凄腕暗殺者マッコールさんは、 困っている乗客を時には優しく、時には腕力で守り、 天使のように街を守護していた。しかし…というあらすじ。 デンゼル・ワシントン大好きなフークア監督による、 「おれのかんがえたさいきょうのデンゼル」続編。 なにしろデンゼル演じるマッコールさんは宇宙一強いので、 どんな敵が出てきても一瞬で片付けてしまうし、 ホームズ並みの推理力を持ってるし、か弱い女性を助けるし、 迷える青年を正しい道に導くし、おとしよりも助けるし、 美しいし、かぐわしいし、天から音楽が鳴り響き 歩いた跡には花が咲き乱れる……みたいな愛情が詰まっており、 見ていて微笑ましかったです。 時々「みんな!デンゼルの黒檀のような瞳を見てくれ!」 とばかりにカメラが寄るのですが、 「監督近い!近い!デンゼルさんに鼻息かかってるよ!」 といいたくなるようなアップがありました。監督スコシオサエテ。 (別にカメラは監督が回している訳ではない) 内容ばれ 予告は「もう1人のイコライザーが出てきて マッコールさんピンチ!」みたいな印象でしたが、 なんかこう…台風の日に高い場所に登って、 強風でダバダバ揺れてるなにかにぶち当たって 1人でスっ転んで危うく墜落死しかけるというコントを展開する うっかり僕ちゃんが敵なので、マッコールさんに敵うわけもなく、 ていうか何でハリケーン到来の日に海辺の高い建物の屋上に登るの? 生まれて初めての台風なの? 奥さんの話になると突然早口小声でべらべらと饒舌になり、 あとで我に返って黙り込むマッコールさんは、 推しの話をするオタクみたいでかわいかった。 さすが監督、完璧すぎると近寄りがたいから、 ほんのちょっとマッコールさんにもキモい部分を加味したんだな。 妻もおそらく殺され、親友の女性も殺され、 身内の女が殺されすぎ問題ですが、まあ2人までならなんとか許容。 これで母殺され、妻殺され、娘も殺され…とか3人以上になると 「次は兄嫁ですか?大伯母とか?これオカルト映画?」 ってなります。 まあそれでもマイルズが女子だったら大暴れしたと思う。 マッコールさんじゃなく私が。 そういえばチザムさん(マグニフィセント7)も妹殺されてたよね監督? いいけどさあ! マッコールさんの作っていたお料理は「ムーンライト」に出てきた アロス・コン・ポーヨですね。中身は映らなかったけど マッコールさんがあれだけ死守するという事はきっとおいしいのだろう。 (この料理「愛」とかそういう隠喩があるのかな。家族愛含む広い意味での) 2018.10.11 サイトに掲載 2019.01.01 再掲載 戻る |