「フィフティ・シェイズ・フリード」










吸血鬼ロマンチック小説「トワイライト」の二次創作アダルトWEB小説が
ものすごい人気になって、登場人物の名前を変えて書籍化されて、
映画化された、その3作目完結編です。
公開劇場が現在日本で7館、近畿で1館のみという状況なので
内容については、ある程度覚悟して行きました。

女性客7割くらいかなって思ってたんですけど
初老の男性7割くらいだった…。
この内容だったら動画配信サービスで
ちょっとエッチな映画見た方がよくないかな紳士方…。
あと女性は「クレイジー・リッチ!」に流れたのかな?

幸福な結婚をしたグレイ氏とアナ。
しかしそんな彼等の幸福に忍びよる黒い影が…というあらすじ。

シリーズを最後まで見届けられて満足ですよ。はい。

ラストばれ

「クレイジー・リッチ!」と比べると、
清々しいまでに双方の実家のつり合い云々の話は出てこなかった。
やっぱりアジアと違って、結婚は当人同士の問題という意識が強いのだと思う。

3作通して見ると、
地位または財力のある男性(攻)が女性に執着して依存して
女性に近付く男すべてに嫉妬して攻撃性を示し、女性を束縛し、
異様な性欲でもって女性を求めまくってエロシーンが入るという
女性向け長編二次創作の一番受けるパターン以外の何物でもない、というか
そういえばこれ二次創作なのでした。
トワイライトのエドワードもそういえばピアノ弾いてたな。懐かしい。
上記の条件を使って、ある程度人気の出る女性向けの物語って
機械的に製造できそうな気がする。

しかしながら、相手の生活を支配するほどSMに耽溺していたひとが
最終的には夫婦の性行為のちょっとしたスパイス程度にまで抑える事ができました、
不幸な生い立ちによって歪な趣味を持っていた人が
結婚と温かい愛情によって普通の人間になれました、めでたしめでたし、
という描き方なので、真面目なSMの人は怒ると思う。

ところで今回突然凄腕エージェント並みの能力で暗躍しまくってた
あのストーカーやろうの設定は初期段階で考えられてたのだろうか…?









2018.10.07 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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