「山猫は眠らない」










のちにシリーズ作品が多数作られたスナイパー映画の定番。
ふと気が向いて見てみました。
スナイパー映画というと、1000m離れたところから
繊細なコントロールでヒットさせるイメージがあったんですけど、
おそらく25年前の銃の性能のせいでしょう、
めっちゃ至近距離から、強肩の人が頑張って石を投げたら
当たりそうな距離から狙ってました。

オリンピックの狙撃部門の選手である若いエリートと
現場たたき上げでこれまで何人も部下を失ってきたオッサンのコンビが、
立場や性格の違いから、殺し合いに発展するほど仲違いするのですが
やがて理解し合うという定番中の定番のキャラクター、
ゆっくりした展開、広がりの全く感じられないセットなど、
25年前の作品なだけはあるよなー…って思ってましたが、
オッサンに銃を向けた若造が、照準器の中の彼に思わず
「美しい…」って言ったり、
若造を逃がすために囮になって捕まったオッサンが
やたら丁寧な拷問をされて若造に助けられたり、
これは当時盛り上がったに違いない!って確信を得ました。

原題は「SNIPER」なのに、邦題の山猫どっから出た!?
って感じですが、知恵袋に解答があって
当時船戸与一さんの「山猫の夏」という冒険小説が評判になっていたため
それにあやかったらしいです。今ならSNSで袋叩きだな。









2018.09.27 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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