「三度目の殺人」








是枝裕和監督・脚本。
「海よりもまだ深く」の感想でも書きましたが、
私の見た是枝監督4作品すべてにダメ父が登場していて、
監督はダメ父萌えなんだなあ…と思ってました。
この作品はクズ父と、少しダメ父と、謎父によるプリキュアオールスターズ,
スーパーお父さん大戦です。

解雇された事を逆恨みして雇用主を殺害し、
死体を燃やした男を弁護する事になった主人公。
しかし男には前科があり、またその供述も2転3転、
主人公は戸惑う…というあらすじ。
一見ミステリー映画のようですが
主軸はそこではないので、真相が明らかになったりはしない。

内容ばれ

母親が容認している父から娘への性虐待、
最悪の問題なんですけど、扱いが軽いというか
お父さんドリの肴にするんだったら、
もうちょっと別の問題のほうがよかったような気がする

私は吉田鋼太郎さんとリリー・フランキーさんを
なぜかごっちゃにしてしまうのですが、
是枝監督作品はいつもリリー・フランキーさんなので
途中までリリー・フランキーさんだと思ってた…。

ところで是枝監督の次回作はカトリーヌ・ドヌーヴ主演の
母と娘の物語のようですけど、
大丈夫かな、母とか撮れるのかなって
他人事ながら心配になりました。








2018.07.24 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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