「パンク侍、斬られて候」








架空の江戸時代、黒和藩に仕官するために浪人の主人公は
新興宗教団体「腹ふり党」の脅威をでっちあげ、重臣内藤帯刀に訴える。
企みは首尾よく進むが、やがて脅威の真偽を問われ
主人公は自ら新興宗教団体の活動を盛り上げなければならなくなる、というあらすじ。

原作は町田康さん。脚本がクドカン。
到底映画化は無理じゃないかというハチャメチャな話ですが
意外と細かいところまで忠実に追ってます。
セリフがちょっとクドカンアレンジなんですけど
クドカンお得意の微妙にイラっとくる現代人の物言いギャグとか、
町田康さんの、時代劇に横文字使いまくりの、
ちょっととぼけた文体と親和性が高い。

新感線とキャリーとキングスマンが合体したような感じ。
ハチャメチャなのが好きなかたには割とおすすめ…。
あとおさると國村さんという癒しのコンビも見られますよ!

オチばれ
正確には「パンク侍、刺されて候」じゃないかと思うんですけどね…。
竹べらで肝臓を刺されるって、苦しい死に方ランキング
TOP20とかに入りそう。絶対嫌だな。
でもなんか不思議と爽快なラストでした。
復讐もの好きなんですよね。









2018.07.04 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





戻る