「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」 暗殺された大統領JFKの妻、ジャクリーン・ケネディの、 暗殺から葬儀のあとまでの時間を描く。 実在の人物を撮った映画は多いですが、 この映画のジャクリーン・ケネディは、 特に何かを成し遂げ社会に影響を及ぼしたという訳ではなく、 かといってオリジナルエピソードで密度を上げてある訳でもないので、 暗殺の瞬間と、葬儀の段取り、ホワイトハウスの家具選び、 あとは彼女の不安定な心情の吐露、で2時間もたせたので、 ちょっと物足りない印象。 内容ばれ リンカーンを意識して、葬列は徒歩で行う、と言い張ったあとで、 やはり車でいくと意見を変えて、直前にやはり徒歩!徒歩!って言うの、 事実なんだろうけどそれを映像化する意味は何だろう。 地位や名誉や、歴史的価値のある骨董、 一流の芸術、夫、己の魅力、が混沌となって 彼女の自己と結びついているという表現は分かったけども。 リンカーンルームに、リンカーンの妻が買ったベッドがあるとか 署名に使われた小卓があるとか、 リンカーンの葬列は彼の愛馬が先導したとか、 リンカーンの妻が貧困のうちに死んだとか知らなかった。 血まみれのナタリー・ポートマンは綺麗でした。 彼女を支えた付き人のナンシー役を演じたのは レディ・バードを監督したグレタ・ガーウィグさん。 思慮深そうな美女。 2018.06.10 サイトに掲載 2019.01.01 再掲載 戻る |