「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」 研究費の削減で職を失った神経生物学者の主人公が、 同じく大学から冷遇された 経済学、化学、人類学、ラテン語の教授たちを集め、 合法ドラッグで稼ごうとするが逮捕され、 その技術を見込まれて世に出回る合法ドラッグの 成分解析と製造元の特定をするよう司法取引を持ちかけられる… というあらすじ。 アカデミックケイパーものという珍しいジャンルの イタリアのコメディ映画で面白かったです。 ちょっとよく分からない部分があって調べたら 3部作の真ん中だった!! でもまあ大体分かったからいい。 イタリア語って怒鳴っててもリズミカルでなんだか楽しい。 主人公は奥さんに言い訳ばかりしてるちゃらんぽらんな男で、 イメージそのままのイタリア男性〜って感じだったけど、 でもイタリアもセクハラには厳しくなってるのだな。 そこのところは感じ取れました。 教授たちは全員変わり者で協調性に乏しいんだけど でも人情家で、時々アカデミックジョークを飛ばしながら わちゃわちゃしているところが可愛かった。 ラストばれ ハリウッドリメイクされそうな気がするけど アメリカを舞台にすると「帝政時代のレプリカだ!」とか 文化遺産ジョークが使えなくなるからな…。 あとナチスジョークは絶対の絶対に無理だな…。 ていうかイタリアはこれOKなんだ!?って度肝抜かれた。 同盟国だったからそのへんゆるめなのかな。 ラストのクリフハンガー、 「化学式が1つ、名前が1つ、じゃない……」は、ぞくっとした。 でもめっちゃ荷台に縛られてたクロマトグラフ、 精密機器をあんなダイナミック運搬したら メーカー呼んで再調整しないと正常に作動しないか 下手するともう使えないぞ? 予告編が気になりすぎた。特にカツラつけて、 オペラで歌ってるっぽいポッチャリ!なにがあったんだよ! 2018.06.07 サイトに掲載 2019.01.01 再掲載 戻る |