「犬ヶ島」








ウェス・アンダーソン監督。
未来の日本、メガ崎市において
増えすぎた犬は深刻な問題となっていた。
そのうえ犬から人間に感染する伝染病が蔓延し、
市長はすべての犬を犬ヶ島に隔離する法案を通す。
彼はまず自分の飼い犬を島へと送るが
彼の義理の息子であるアタリ少年は、
愛犬スポッツを取り戻すべく単身犬ヶ島に向かい、
そこで出会った5匹の犬たちと協力関係を結ぶ…というあらすじ。
ウェス・アンダーソン監督のクレイアニメです。
豪華声優陣はリーヴ・シュレイバー、エドワード・ノートン、
ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、
ティルダ・スウィントン、フランシス・マクドーマンド、
渡辺謙、夏木マリ、等々。なぜかオノ・ヨーコさんが出演なさっている。

ずっと打楽器がドコドコドコドコ…って鳴り続けていて
緊迫感があったし、異国情緒があった。
群衆のクレイが動くところとか、手間を考えるとぞっとしました。
画集のような仮想日本だった。

犬のキャラクターがとぼけていてキュートだし、
動きもすごくいい(特に目!)けども、
犬好きの人に特別おすすめの映画、という訳ではない気がする。
人間も犬も等しくキャラクターで、
そのキャラクターが魅力的、というか。

内容ばれ

アタリ少年とスポッツの関係が主君と騎士(殿と家臣)のようで、
あのあたりの表情がとても良かった。
目と涙の表現とか。あれは人間ではできないものね。

しかしアンダーソン監督作品の登場人物は
時々気持ちの変化が突拍子もなさ過ぎてよく分からなくなるので、
そこは人間の役者が補完した方がいいのではないかと思ったり。
(今回は市長の終盤の気持ちの流れがよく分からなかった)
なので、どっちが好きかといえば、ほとんど人間の出てこない
「ファンタスティック Mr.FOX」のほうが好きです。

喧嘩するとき、あの煙がもくもく出て、
体の末端だけがぴょこぴょこ覗く表現ひさしぶりに見た。

日本語がわりとたくさん表示されますが
豆字なので、いつもより少し前の席がいいと思います。










2018.05.31 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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