「マインド・ゲーム」 原作 ロビン西さん 監督・脚本 湯浅政明さん 主人公の青年は電車の中で初恋の女性と出会い、 彼女の姉の経営する焼き鳥屋に案内されるが、 そこで運悪くやくざのトラブルに巻き込まれて撃たれてしまい、 絶命する……というあらすじ。 イメージの奔流です。 この監督さんは動いているもの全般がお好きなのだと思う。 口の動きや手足の動き、悪い幻覚みたいな色と形の変化。 アニメーターさんってみんな動くものがお好きだと思うんですけど、 細かいものが複雑に動くのが好きな人と、 動くものの骨格やバランスやメカニズムが好きな人と、 平面でも生物でも非現実的でも動いているものはすべて好きな人がいる気がします。 この監督は3番目のタイプ? 映像のインパクトが大きい代わりに、あらすじはあまり動かない。 内容ばれ 鯨からの脱出シーンはすごかった。 あと性行為の暗喩に蒸気機関車を使うのは時々ありますけど、 ここまで迫力あるのは珍しいです。 時々実写の顔が入る演出は効果がよく分からなかった。 ややルサンチマンみがあるけど、原作がそうなのかも。 彼女が性暴力の被害に遭うのを何もできずに震えている男、 というシーンを時々フィクションで見掛けるけど NTR趣味のひとつなのかな? 2018.05.27 サイトに掲載 2019.01.01 再掲載 戻る |