「ホース・ソルジャー」








9.11直後から開始した、タリバンの拠点潰しに参加した
陸軍特殊部隊の12人に焦点を当てた映画。
クリス・ヘムズワース主演。
監督さんはこの映画が初監督作品。

「9.11直後、敵勢5万人に対し、たった12人で戦いに挑んだ米軍騎馬隊」
というキャッチコピーで、どういう状況なんだ…?って思ってましたが、
ラストばれ
実際戦闘するのは現地の反タリバン勢力で、12人は生還しています。
あとタイトルから馬術のプロフェッショナル集団を想像していましたが、
主人公を除いて乗馬は不慣れな人が多く、ていうか原題は「12 Strong」なのでした。

最近の映画ではめずらしく、イスラム教徒が完全悪として描かれています。
女は8歳を過ぎたら教育は不要という経典の教えを守らなかったという罪で
慈悲を乞う美しい女性が、女児の前で撃ち殺されたり、女が殺されるシーンが時々入る。
(経典には多種多様な指示が書かれているので、
解釈次第で如何様にも変えられるそうですが、大学で学ぶ最近のイスラム教徒の女性などは
やはりそういう解釈を採用してらっしゃるのだろうか)

12人は、反タリバン派のドスタム将軍と現地でコネクションを結び、
空爆の座標を視認して連絡するために現地に居るのですが、
それこそ衛星とかでなんとかならないの…?って思いました。
でもまあ小さな集落が日替わりでタリバンの拠点になったり
そうでなくなったりするようなので、人間による確認は必要なのかな。
ドスタム将軍はアフガニスタンに暮らす人々に平和な暮らしをさせたい…
みたいな人物に描かれてましたが、まあたぶんそういう単純な話ではなく、
地獄のギブアンドテイクが裏側にあるのでしょう。

妻役のひとはクリス・ヘムズワースのリアル奥様。
実話ものお約束の写真によるラストでした。










2018.05.06 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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