「不屈の男 アンブロークン」








監督アンジェリーナ・ジョリー
脚本コーエン兄弟

内容が反日的であるという理由で、公開前に上映中止運動が盛り上がりました。
見てみましたが、「ハハーン、さてはジョリー姐ったら、むかし戦メリ萌えしたな?」
って思いました。

問題児だった足の速い少年が、成長して長距離ランナーとしてオリンピックに出場し、
第二次大戦で乗っていた飛行機のエンジントラブルで1か月以上漂流したのちに
日本軍の捕虜となり壮絶な虐待を受けるが終戦で解放され
やがて1998年の長野オリンピックで聖火ランナーとして日本の地で走った
ルイス・ザンペリーニ氏の実話を映画化。

同じく日本の収容所の捕虜の話として「バルトの楽園」が思い出されますが
捕虜の暮らしぶりは天と地ほどの差があります。こちらは地獄。
オリンピック出場のアスリートということで目を付けられ、
徹底的になぶられるのですけど、
捕虜全員を並ばせてザンペリーニ氏を順番に殴らせたり、
材木を持ち上げさせて落としたら銃殺だと言ったり、
俺の目を見ろと命令されて顔を上げたら「見るな」と殴られたり。
虐待描写を並べすぎて、映画としてはちょっと単調な印象になってしまっていて、
今より10歳若いイーストウッド監督が撮ったらどうなっただろう…と想像したりしました。
(もう少しキリスト教色の強いものになったような気も)
でもたぶんイーストウッド監督は、渡邊伍長をMIYABIに配役したりしなかったでしょうから、
やっぱり妖しい雰囲気の漂うジョリー監督版でいいような気もしたり。

実際の渡邊伍長の虐待はもっと精神的にきつい、
よりサイコパスっぽいものだったようです。
結局は許しに至られたとはいえザンペリーニ氏の苦悶は
並大抵のものではなかったでしょうし、
誰でもそんな風にできる事ではないと思います。
部下を虐待するのが









2018.05.01 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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