「夜に生きる」 禁酒法時代のボストン。厳格な警官の息子の主人公は、 父への反発から犯罪行為に耽っていたが、 ギャングのボスの情婦と恋愛関係になり殺されかける。 フロリダ州で心機一転、闇ビジネスで成り上がるが…というあらすじ。 監督・脚本・主演ベン・アフレック。 原作はデニス・ルヘインの同名小説。 うーん、まあ普通のギャング映画+アルファという感じ。 内容ばれ 人種入り乱れるフロリダ州でのカーストが興味深くて、 イタリア人は同郷以外を見下し、 スペイン人とキューバ人はプエルトリコ人を見下し、 その最下層にドミニカ人がいるという説明がありましたが、 どういう根拠で形成された順位なんだろう。 KKK団も出てきたりしたけど、 土地の名士などを含むイキリおっさんたちの自警団… という感じだった。 ただ、人種差別を描きたいのか、 血まみれのギャングの抗争を描きたいのか、 すべては己に返ってくる因果応報を描きたいのか、 父から息子に受け継がれる何かを描きたいのか、 やや印象がぼけてしまった感じ。 あと、この時代の話なので仕方ないけど、 登場人物の女性3名にほぼ人格がない。 ラスト、主人公の行いが己にはね返ったというのは分かるけど、 特に悪行を成していない奥さんがあんな風になるのは納得いかない。 しっぺ返しは本人が受けるべき。 2018.04.25 サイトに掲載 2019.01.01 再掲載 戻る |