「哭声 コクソン」








監督ナ・ホンジン
静かな辺境の村で、錯乱した村人が家族を殺すという事件が起きる。
薬物による幻覚という線で解決すると思われたが、事件は連続し、
謎の湿疹や怪奇現象なども始まり、
村人は最近やってきた日本人旅行者の呪いではないかと噂する…というあらすじ。
ホラーです。

去年のお花見の時に、この映画がどんな感じか尋ねたら、
日本人が見ると怖くないかも…という回答だったので
衛星有料チャンネル放映まで待ちました。
たしかに、韓国の人が見たらすごい得体のしれない日本人が
分からない言語で何かを言っていて、
謎の道具もさぞかし恐かろうって思うんですけど、
私達からすると邦画登場率80%(体感)を誇る國村隼さんで、
パンツ一丁で鹿食ってても、目が赤くピカーって光っても、
お疲れ様です!って声掛けたくなるし、
喋ってる内容全部分かるし、謎の道具も
「能面!?ナンデ!?能面持って飛行機乗ったの!?手荷物検査受けたの!?」
って感じしかしない。

あと明快なラストがないというか、好きな解釈ができるので
スッキリしたラストが好きな人には向いてないかも。

内容ばれ
日韓呪術合戦になったところは、京極堂に解説してほしさが凄かった。
ウィンドウズとMACでウィルス送り合うようなものではないの?通じるの?

私は田舎の司法グダグダ描写と集団ヒステリー描写、どっちも苦痛なので
警官の主人公が噂を根拠に怪しい日本人をリンチしに出掛けた時は
かなり引いてたのですが、
最悪の分岐を選択しちゃったサイコホラーゲームみたいねって思いました。
聖書によって読み解くのがよいらしいです。










2018.04.22 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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