「夜明け告げるルーのうた」








湯浅政明監督オリジナルアニメ。
ポニョ(少年と人外の女児)に
リメンバー・ミー(歌と血縁)と
君の名は。(日本の田舎のパニック描写)を
ちょっとだけ足して割ったようなお話でした。
2017年作品。

架空の港町で暮らす中学生の主人公は音楽を趣味にしているが、
誘われたバンドに参加する過程で幼い人魚と出会う。
その人魚が音楽を好むと知った主人公は…というあらすじ。

終盤までばれ

おおむね可愛い話なんですが、人魚の設定が若干怖くて
噛まれると哺乳網は人魚になっちゃうんですよ…。
あとこの人魚は、日光にあたると黒こげになります。
それって吸血…。
そして人魚になった人間はずっと若く美しいんですけど、
彼等って、どうして今まで縁のある人の前に姿を現さなかったんでしょう。
人生に悔いがなくなるまで待ってたんでしょうか。それとも…。
って考えると、ほらちょっと怖いでしょう。

被害者が無限に許しすぎなところは、気になりました。
(人間に捕えられて焼き殺されかけたルーが人を助けたり、
殺処分されるところだった犬が自分を捨てた飼い主を助けたり)

限りなく個体っぽい水の表現は、絵として新鮮で面白かった。









2018.04.18 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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