「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」 英国出身のテロリストを追う合同チームの指揮者パウエル大佐(ヘレン・ミレン)は ケニアの上空を飛ぶ小型ドローンと、潜伏場所に入りこんだ虫型ドローンによって テロリストの一団を完璧に補足していた。 一団は自爆テロを計画しており、爆薬入りベスト身につけて出発しようとしていた。 アジトの爆破を命じようとした大佐だが、 1人の少女がアジトの前でパンを売り始めたのに気付く…というあらすじ。 なんとなくですが舞台劇っぽいと思いました。 1人を犠牲にして大勢を救うか、それとも?というメジャーな問題です。 ラストばれ 人命が犠牲になる可能性のある爆撃の許可を求めて 政治家に連絡を取るのですが、たらいまわしにされ、 少女を追い払おうとしてパンを買い占めたりするけど ことごとく失敗するあの感じは、 不謹慎ながら喜劇っぽくもありました。 攻撃の犠牲になる少女の父親は、 武装集団のメンバーを「狂信者」と呼び、 彼等の前でだけ熱心な信者として振舞い、 彼等のいないところでは娘をのびのびと自由にさせています。 しかし爆撃で重傷を負った娘を病院に連れて行こうと 周囲に助けを求めた時、手を差し伸べたのはテロリスト集団でした。 この父親はもしかすると今後テロリストになるのかもしれないと匂わす皮肉なラスト。 2018.04.15 サイトに掲載 2019.01.01 再掲載 戻る |