「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」 ジェイク・カスダン監督 居残りで学校の地下の清掃を課せられた4人の学生たち。 オタク男子、スマホ中毒の自撮り女子、理論武装女子、脳筋男子、 特に交流もなかった彼等だが、地下室の片隅にゲームを見つけ 試しにプレイしてみる事にする。しかしそれは命懸けのゲームの始まりだった。 というあらすじで、「ジュマンジ」続編です。 でも過去作を見てなくても分かります。 ボードゲームだったジュマンジですが、 「誰がいまどきボードゲームなんかするんだ」 って言われて、うーん!って気合で電子ゲームに変化します。頑張り屋さん。 家族でもカップルでも友達同士でも誰でも楽しめるお話ですが ちょっと深い部分もあって、それは 子供の頃は友達同士だったけど片方はオタク、 片方はヒエラルキーの上位ムキムキスポーツマンに成長し 周囲の目もあって仲良くするのをやめてしまった男子たちが オタクの方が身長190以上のドゥエイン・ジョンソンに、 ムキムキの方が貧相な学者のキャラクターになります。 そして可愛い自分大好きな自撮り女子が太った中年男に、 ナード女子がムチムチ美女に、それぞれ変化します。 そして中年男性の姿のまま男性に恋したり(わりといい雰囲気になったり)、 ゲームの格好いい姿より元のいけてない姿が好きだったり、 ちょっと考えさせられるシーンが幾つかあります。 容姿がすべて、性別がすべて、体のスペックがすべてって 思考に縛られる前の子供に見てほしい感じ。 チラっとだけ性的な要素はあるんですが 子供には分からないようになってます。 過去作品を見たひとへのちょっとした目くばせが嬉しい。 あと中身が女子高生の中年男を演じたひと、めっちゃ上手い。 ラストばれ 4人ともそれぞれ至らないところはあるけど、 でもそれで痛い目に遭うんじゃなくて、 みんな根はいい子で、ちゃんと自分で気付いて ぐんぐん変化していくところよかったなあ…。 十代だったら数時間であれくらい変化できるのかも。 というか女性がプレイヤーでも男性器が機能して その感覚を味わえるってすごくないです? 攻殻原作でもそれは不可能だったよ…。 (全感覚フル再現のポルノでも同性のものしか無理) 本来の使い方とは違う使用方法で巨万の富を得られるのでは…。 あと20世紀中にゲームにインしておいてライフを温存、 20年後に向けて指示を残し4人応援に来させて 20年間にあった大まかな出来事とその日付をなるべく多く伝達、 元の世界に戻って大儲けというジュマンジマネーゲームを思いつきました。 さわやかで甘酸っぱい終わり方だった。 どっちも初めてのキスで、最初はめっちゃ下手くそだったけど ラストシーンはきれいに決まってよかったね…。 本体とキャラクターの性別チェンジとか、なにげに攻めた設定なので 「レディ・プレイヤー1」はこの上を行ってほしい。 いやCGとかは最高のクオリティだろうけども話的にも。 2018.04.11 サイトに掲載 2019.01.01 再掲載 戻る |