「レッド・スパロー」








ボリショイのプリマを務める才能あるバレリーナであるヒロインは、
公演中の負傷により、バレエの道を断たれる。
住居や病身の母親の治療費などをバレエ団に頼っていた彼女は
突然生活に困窮することになるが、役人である叔父から、
とある高官を籠絡する仕事を頼まれる…というあらすじ。

ジェニファー・ローレンス主演です。
ロシアの話ですが、お約束により全員英語で会話します。
普通に暮らしていた美女があれよあれよといううちに転落して、
ハニトラ要員育成学校のようなところに放り込まれますが、
そこがすごい。
生徒たちの前で全裸になれと命令されたり、
犯罪者(小児性愛者?)を連れてきて口淫しろと命令されたり、
兵士たちを性接待しろと命令されたり、
またその翌日に各人の接待の映像をみんなで見て反省会をしたり。
性技を仕込まれる場であると同時に自尊心を折る場でもあるんですよね。
性暴力シーン、血の出る拷問シーンもあるので平気な人向け。
暴力と性と支配をミックスしたやつに興奮する人は大好物かもです。
もうちょっとアクション要素と、頭脳攻防多めだと思ってたけど違ったので
私向きじゃなかった…。

オチばれ
もぐらは火サス方式で分かりますが、
CIAのひとたちがものすごくドジっ子で、
そのCIAの人をヒロインが、特に根拠なく超信頼しちゃうので
大丈夫!?って心配になりました。
(まあ作者さんがCIAの人らしいのでどうしてもそうなるかな…)

でも美しい姪を、叔父が子供の頃から支配したいと狙っていたとか、
最初の仕事でいきなり暴力的に挿入されたり、
学校のシャワーブースで同級生に襲われたり、
現場に出たら現場の責任者のオッサンが
「報告書に悪口書かれたくなかったら分かってるな?」って身体を要求されたり、
うーん、なんかネットのエロ漫画広告みたいだな…?っていうか、
仕事のハニトラより内部のエロエロセクハラの方が多くない?
ロシアの諜報組織効率悪くない?
(ヒロインもエロとんちで切り抜けますが…)

全裸の女性が衆人環視の中で大股を開いて
「とっとと入れなよ。まだなの?グズ?役立たず?」
って煽ってくると、それがどんな美しい人でも
人種に関係なく多くの男性は元気がなくなってしまうものなのかな…
それってどういう理由による本能なんだろうって考えてました。
気性の荒いメスを孕ませても、子が成長する前に殺してしまうからとか…?
あれたぶんヒロインが怯えたり泣いてたりしたら全員に見られていても
お元気だったと思うんですよ。

ラストの逆襲はさすがにちゃんとしてました。
すごい親切に過去シーンのフラッシュバックも入れて分かり易かったです。









2018.04.02 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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