「殺人者の記憶法」 かつて虐待を受けていた少年が親を殺し、 そのまま連続殺人鬼となったが、 娘を育てるために人殺しをやめて生活をしていた。 しかし彼の暮らす街に若い殺人鬼が現れ、 娘に接近を始める。 年老いた殺人鬼は娘を守るため、若い殺人鬼と戦う決意をする。 しかし彼はアルツハイマーを患い、 その記憶は長くはもたないのだった…。というあらすじ。 認知症サスペンスは エゴヤン監督の「手紙は憶えている」が記憶に新しいですが、 この映画は殺人鬼vs殺人鬼という刺激的な内容に加え、 本当に相手は殺人鬼なのか、実は連続殺人は自分の仕業で 娘を殺そうとしているのも自分ではないのか…?という 嫌なドキドキ感があります。 家庭での性虐待、ミソジニー要素、飲尿シーンあり、 あと、それほど残酷な表現ではないですが猫が死にます。 ラストばれ 殺人鬼相手に戦うと決意したとき、 主人公が腕立て伏せとか逆立ちを始めたのはスポ根ものみたいでした。 殺人は体力勝負なんだなあ…。 でも主人公が何度も相手のこと忘れちゃって おじいちゃん、ごはんはさっき食べたでしょう…状態になるの、 色々な意味でつらかった。記憶が曖昧になるのは本当どうしようもないですね。 私は娘さんの存在がおじいさんの妄想かと思ってたのですが違った。 若い殺人鬼の人は、邦画だったら岡田将生さんだな。 最後、主人公は現実世界だと思っているけど 私は2人が地獄にいるのだと思います。これからずっとあそこで殺し合いをする。 「殺人者の記憶法:新しい記憶」という別バージョンがあり、 こちらは結末が違うようです。 2018.02.13 サイトに掲載 2019.01.01 再掲載 戻る |