「パディントン2」








映画を見る目的は人それぞれで、
「ラブロマンスを見たい!」
「頭空っぽにして冒険を楽しみたい」
「人間の醜さや不幸や裏切りといった真実が見たい」
「凝りに凝った美術を」「音楽」「役者さんの美しい顔」
等々無限にあると思いますが、
私はパディントンを、「疲れている等の理由で悪意とか見たくない。
かわいいもの、暖かいものが見たい」という人に
強くおすすめしたいです。

ペルーからやってきて騒動の末に
ブラウン一家の家族になった子グマのパディントンが、
故郷の育ての親ルーシーおばさんの誕生日に
贈り物をしようとアルバイトをしていたけれども、
盗みの罪を着せられ投獄されてしまうというあらすじ。

1もそうでしたが、2も練り込まれた脚本でした。
あと美術がまたもやよかった。
ブラウンさんのおうちや監獄の内装や、
特にポップアップブックの中の街を
おばさんと一緒に巡るパディントンのシーンが素晴らしかった。
それと、この監督の食べ物の撮り方が好きです。

誰に対しても丁寧な態度と言葉遣いで
分け隔てなくよい面を見ようとするパディントンは
確かにお子さんたちに見てほしいんだけども
私は見ている間、この映画がお子様向けって事は忘れてました。
それくらいどきどきした。

ラストばれ

SLに水泳にヨガに梯子にカーニバルのボール投げ、
前半で出てきた情報が、終盤にどんどん回収されますが
ヨガのところはふき出した。

相変わらずネタ女装が美女扱いですが、
あれはあの刑事さんのストライクゾーンが広いってことなんだろう(笑)。
でも中年男性の女装を蔑む笑いにしないのはいいですね。
ヒュー・グラント、体当たりの演技だなあ…(ドッグフードのほう)。

今回はブキャナンさんの救済もあって、
なんか愉快そうだったのでよかった。

エンドロールも楽しいので、最後までご覧ください。









2018.01.23 サイトに掲載

2019.01.01 再掲載





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