「PUSH 光と闇の能力者」








ポール・マクギガン監督。能力バトルディストピアもの。
超能力者を軍事利用目的で狩り集め、人体実験を行う組織に父を殺された主人公は、
微弱な念動力を持っており、香港で潜伏して暮らしていた。
ある日、未来予知能力を持つ少女の訪問を受け、主人公の生活は一変する…というあらすじ。
念動力者に未来予知能力者、他人を洗脳する能力者、匂いで相手の状況を察知できる能力者、
能力者から物体を隠蔽できる能力等々、少年漫画の能力戦を映画にしたような世界が展開します。
主人公はクリス・エヴァンス、予知能力者の少女がダコタ・ファニング。

導入部はスタイリッシュで謎めいていて雰囲気抜群です。
香港の市街地も、とっても妖しく美しく撮れてる。
超能力戦も、派手なCGはないなりに工夫が凝らしてありました。
ただ、ラストは若干「俺たちの闘いはこれからだ!」的というか、
3年くらい連載して自然死した連載漫画っぽさがある。
掲載誌はジャンプ。

内容ばれ

なんか細部がいいというか、
序盤で政府のスニファーが主人公の歯ブラシをガメていったり、
主人公が外から帰ってきたらまず手を洗っていたり、
そういう描写がなんとなく好ましいんですよね。
主人公の能力が絶対的に強大なものでなく、
銃とか念動力で操るより、手で扱った方が
明らかに確実なところとかも良かったです。

香港、5回行ってるんですが、ロケ地がどこか全然分からないです(笑)。
ごはんおいしそうでした。








2017.12.29 サイトに掲載

2018.01.30 再掲載





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